10月16日は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立記念日。
ディズニーといえば、世界中の人々に夢や感動を届けている存在ですよね。私も以前はよくパークへ足を運んでいました。
そんなディズニーを築いたウォルト・ディズニーですが、実は成功するまでに大きな失敗を経験してきたそうです。
今日は、ウォルト・ディズニーの人生と、私が以前読んだ本から感じたことについてお話ししたいと思います。
成功したところだけを見てしまう私たち
以前、父からこんなことを言われたことがあります。
「人は成功したところだけを見て羨むけれど、そこに至るまでの失敗は見えていないんだよ」
その言葉は、今でも私の心に残っています。
確かに、誰かが成功したという話を聞くと、つい羨ましく感じてしまうことがあります。
けれど、その人が何度失敗したのか、どれほど悩んできたのかまでは、なかなか知る機会がありません。
ウォルト・ディズニーも、その一人でした。
ウォルト・ディズニーが経験した失敗
ウォルト・ディズニーは、若い頃に立ち上げたアニメーション制作会社を倒産させた経験があります。
さらに、その後には自分が生み出した人気キャラクター「オズワルド」の権利を失うという、大きな出来事もありました。
今では世界的に知られるディズニーですが、その歴史は決して順調なことばかりではなかったのです。
私も、ウォルト・ディズニーがこれほどの挫折を経験していたことを、最初から知っていたわけではありません。
華やかな成功の姿だけを見ていると、その前にあった苦労には気づきにくいものですね…
ウォルトは、新しいキャラクターや作品づくりに挑戦し続けました。
失敗したから終わりではなく、失敗したあとにどうするか。その姿勢に、学ぶことがあるように思います。
私がディズニーの人材育成に興味を持った理由
実は私、以前、仕事の勉強のためにディズニーに関する本を読んだことがあります。
興味を持ったのは、アトラクションやキャラクターではなく、働いている人たちのモチベーションの高さでした。
東京ディズニーリゾートでは、多くの準社員がパークの運営を支えています。
その中でも特に印象に残っているのが、清掃を担当するキャストの皆さんです。
パークをきれいにするだけではなく、ゲストに道を案内したり、水を使って地面に絵を描いたりすることもあります。
掃除という仕事に、楽しさや人を喜ばせる工夫が加わっているんですね。
私はその様子を知って、「どうすれば、一人ひとりが自分から考えて行動できるようになるのだろう」と興味を持ちました。
大切なのは、一人ひとりが考えて行動できること
東京ディズニーリゾートには、キャストが行動するときの判断基準となる「5つの鍵」があるそうです。
安全、礼儀正しさ、インクルージョン、ショー、効率という考え方。
以前は4つの鍵だったので、昔の本を読んだことがある方は、そちらを覚えているかもしれません。
こうした共通の判断基準があることで、何かが起きたときにも、一人ひとりが自分で考えやすくなるのでしょう。
もちろん、ディズニーが好きで働きたいと思う人が集まることも、大きな強みだと思います。
それでも、好きという気持ちだけでは、組織全体のサービスを支えることは難しいはずです。
働く人が大切にする考え方を共有し、それぞれの立場で工夫できる環境をつくること。
これは、どんな仕事にも通じる大切なことだと感じました。
好きだからこそ、変化を感じることも
ディズニーから学んだことはたくさんありますが、最近は少し感じ方が変わった部分もあります。
以前と比べると価格が高くなり、私自身は、ショーやパレードが大好きなので、その金額に見合う体験ができるだろうかと考えるようになりました。
そのため、コロナ禍が明けてからは、以前ほど足を運ばなくなっています。
新しいアトラクションも次々にできているし、お金を払えば待たないで乗ることもできるようになりましたので、価値の感じ方は人それぞれだと思っています。
好きなものだったからこそ、良いところも変化したところも、自分なりに考えていきたいと思っています。
失敗しても、そこで終わりにしなくていい
ウォルト・ディズニーの人生を振り返ると、父が話してくれた言葉を思い出します。
私たちは、誰かの成功した姿を見て、その人を羨ましく思うことがあります。
けれど、その人にも失敗した日や、思うようにいかなかった時間があったのかもしれません。
成功した人は、失敗しなかった人ではなく、失敗してもそこで終わりにしなかった人。
私は、そんなふうに考えています。
もちろん、努力をすれば必ず成功するわけではありませんし、時には休むことや、違う道を選ぶことも大切です。
それでも、一度うまくいかなかったからといって、自分の可能性まで諦める必要はないのではないでしょうか。
誰かの成功を羨む前に、その人が歩んできた道にも目を向けてみる。
そして、自分が失敗したときにも、「次はどうしてみようかな」と考えてみる。
そんな小さな積み重ねが、いつか自分らしい未来につながっていくのかもしれません。
今日も、自分の歩幅で、一歩ずつ・・・
有村真理愛